2流博士の爆走

在独博士研究員の日常を書いていくブログです。

理系博士のキャリアパスー博士卒から

この間の記事の続きです。

分野が違うかもしれないので、、私はいわゆる化学系のポスドクです。生物系、物理系では話が異なりますのでご注意ください。

 

私は自分で言うのもなんですが、学歴としては悪くないと思うキャリアを歩んできました。(2年ほど遊びましたが)

博士課程卒業時には論文三報、学会賞は一つ。まぁ、普通ですね。通常、卒業時点で優秀な学生にはお声がかかります。教授と仲が良ければ斡旋なんてことも普通にありえます。

が、私は優秀ではなかったのでしょう。お声はかかりませんでした。卒業後は、共同研究先の某細胞を産み出した研究所に博士研究員として所属しました。給与は月に額面32万円、そこから家賃諸々が引かれ、手取りは18万くらいだったかと思います。ボーナス?んなもんあるわけ無い。大学の同期は結婚ラッシュ。見てみないふりをする。

そこの暮らしも楽しかったのですが、9-22時の生活が強いられていました。一年半経った頃、先の事も考えろという天の声もあり、海外への留学を決意しました。その時点で論文四報。今振り返ると、後輩の研究にもどうにかして食い込み、共著を得るのが正攻法だったのかと思います。

 

留学先は今の所属先であるドイツの大学。

 

教授から、学振の海外研究員のファンドを取ればその分いていいよと打診されました。

 

ちなみに、海外学振は調べると狭き門の様にも感じられますが、2016年時点でその倍率は15%程です。国内の特別研究員の倍率が5%であることを考えると、実は海外学振は狙い目です。

 

書類の書き方も将来的に上げたいな〜と思っています。正直、書類を見てもらえた事が無いので(忙しい!と断られていました)…ほぼ自力で取ってました。コツはあります。

 

そんなこんなで、面接もなく完全通過で海外学振を得ることに成功しました。ドイツ生活初年度は今のボスからお金を得ていたので、2年目から海外学振を使うような形で渡航しました。

 

人に歴史ありですね!書類作成のコツ、企業面接のノウハウ等は後々しっかりと書いていきたいと思います!